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ジュエリー製作『石留め:爪留め』
宝石をあつかうジュエリー製作では、宝石を留めるための『石留め技法』が必要になります。
今回はその中でも最も一般的な留め方、『爪留め』をご紹介します!
宝石は接着剤でくっつけるわけではなく(パールを留めたりする際や、強度が著しく低い宝石を留める場合など、宝石に影響のない専用の接着剤を使うこともあります)、
ジュエリー業界で『爪』と呼ばれている地金のパーツを作って留めたり、爪を作らずに地金で押さえて留めます。
爪は、宝石に直接触れる部分なので、爪の形や、爪の本数で宝石の見え方が変わるほど、重要なパーツになります。
また、爪先を丸くしたり尖らせたりすることでも全体の印象が変わるほど繊細な作業です。
写真は、ダイヤモンドの形と、全体を高級感のあるデザインにしたいということから爪を6本にしています。
下の写真は4本爪で留めています。
オーソドックスな留め方ですが、メーカーや留める職人によって留め方に個性が出ます。
横から見るとこんな感じです。
ジュエリーは、こういった極めて繊細な工程をいくつも積み重ねて作られます。
0.01mm単位まで突き詰めて、どうすれば美しいオーダーメイドジュエリーが作れるのかと、日々考えています。
今回ご紹介した『爪留め技法』は、SAIJOのYouTubeチャンネルで公開しているので、
ご興味がございましたら下記のリンクからご覧ください(*^^*)
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